昼休み、気分転換に外を少し歩きます。
コースは決まっていて、木と水があるあるビルの前のスペースを通って、会社に戻ります。
そこは、東京駅が近いので、スーツケースを引いた外国人観光客の家族連れや、時々、修学旅行の楽しそうな集団がぞろぞろ歩いています。みなとても楽しそうで、やっと自由に旅行できる時間を楽しんでいるように見えます。
そんな場所に、スーパーのビニールの上に、膝まづいて、腕を伸ばし地面に手のひらをつけ頭を下げている男性がいました。そばにはビニール袋に入った荷物があったような気がします。身なりは、ホームレスのように見えました。
みんなその人が見えないのか、普通に通り過ぎます。
私はどうしていいか、お金を置いてあげようか、お散歩のときには財布はもってくて、小銭入れに、千円札は1枚いれてあった。
どうしよう、と思いながら、結局、通り過ぎてしまった。
その姿が、午後の仕事中も何回も頭に浮かんでくる。
気になったので、会社が終わった後、見に行ったけど、いなかった。
どうして、勇気を出して、千円でもいいから置いて声かけなかったのか。私は、そうしたかったのに。
もし、またそうゆう場面にあったら、頭で考えず、心に従おう。
心が弱すぎる。